前結びきもの学院 信越本部|一人で着物が着れる|かんたん♪ きれい♪ 着くずれしにくい♪ 苦しくない♪
須坂市はその昔から竜の町と呼ばれ、竜にまつわる多くの伝説があります。
臥竜山はその竜の姿とお聞きしました。
田中本家には先代がその竜にあやかり、集められた“辰”にまつわる品々が今でも大事に保存されています。
“辰”は十二支の中で、唯一の想像の生き物で、神話・伝説に多く登上しています。
体は大きな蛇、全身うろこで覆われ、足はタカ、2本の角はシカ、そして耳ひげがあります。
天に昇り雲をおこし雨を降らせると言われています。
館の中には様々な姿の辰が置かれていて、不思議な気持ちになります。
私は富士山を一巻きにした見事な辰が気に入ってしまいました。
天を暴れまわる竜だからこそ出来る事です。
最近ちょっとパワー不足の私は御利益をお願いしました。
同時展示されている長襦袢の中にはこんな模様が有りました。
トラと辰の模様です。
【着物レッスンコーナー】
身近に有る日本古来の模様について
【ウロコ】
三角形を重ねたシンプルな模様で、脱皮を繰り返し再生していく蛇にちなんで厄を落し再生をする。厄除け・魔除けの模様
【亀甲】
鶴千年、亀万年といわれる長寿の代表。縁起の良い模様
【矢羽根模様】
弓矢の矢は真直ぐに進んで的を射る縁起良い模様
一度放った矢は戻ってこないところから出発の門出にふさわしい模様
【麻の葉】
すくすくと早い成長をする麻にちなんで、健康で健やかな成長を願う魔除けの模様
【青海波】
いつまでも絶える事の無い穏やかな波にちなんで、平穏な生活がズーッと続くようにとの願いをこめた縁起の良い模様
【さくら】
穀物の霊が宿るといわれる神の木。日本の代表的な花。
桜の樹木の下で花見をする事は神に酒や食物をささげ感謝の気持ちを表す。
一緒に食事をしながら恵を頂くという特別な行事