前結びきもの学院信越本部

和み塾 ~きものを着て「和」を学び、楽しもう~

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日本ならではの文化ってなんだろう。そう聞かれてすぐに答えることはできますか。茶道や華道、和歌、三味線、そしてきもの。すらすらと幾つかは浮かんでくるけれど、実際に体験したことがあるものはごくわずか。日本に暮らす私たちが、日本の文化については、じつはあまり馴染みがない。それってとても残念なことだと思いませんか?

日本の代表的な文化として挙げられるきもの。昔はみんな着ていたのに、今は特別な時だけしか着たことがない人がほとんど。見た目にはキレイだけど、動きにくそうだしコーディネートも難しそうなど、不便な印象を持っている方も多いはず。そもそも、着付けの仕方もわからないし自分のきものなんて持ってない、という方が大半です。でも、きものを着ると、自然と背筋も伸び、おしとやかな仕草になれるんです。何より凛とした日本人の心を感じることができるはず。

そこで、素晴らしい日本文化を、きものを着て、身を持って体験し・学び・楽しもうという集まり(塾)ができました。それが「和み塾」です。和み塾は、平成24年に発足してから今年で4年目を迎えます。

今までは、懐石料理をいただきながら食事のマナーを教わったり、日本舞踊や茶道、香道の世界に触れたり、写経や遊書を経験していただいたりと幅広く活動し、塾生さんの数は150人を超えるまでになりました。

「着方もわからないしきものがない」という方もご安心ください。和み塾ではきもの一式でも3,300円からご用意しておりますし、着付けは無料で行います。もちろん、きもの持参もOK。お母さん、おばあちゃんのきものをこの機会に着てみるというのも素敵です。

「和み塾」は、早比楽美装きもの学院の生徒さんだけではなく、どんな方にも、入会費無料でご参加・入塾いただけます。

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プースカフェ和み塾 スペシャル対談 よね子先生の和み塾へ

この春、活動をはじめて四年目を迎えます。毎回着付けの指導をいただいている早比楽美装きもの学院信越本部長の松本よね子先生と本誌発行人の山田がその想いを語りました。

日本にある伝統的な習慣や、今も残る日本の文化、そういったものに触れることで、自分たちの足元を見つめ直してみたい。そういった想いから生まれた和み塾。本誌では、なでしこ倶楽部という活動を通して、より一層素敵な女性に磨きをかける機会をつくってきました。そこに「この国の女性として」というエッセンスをいれて始まった活動は四年目を迎えます。

【編集部 山田】 和み塾はプースカフェがさまざまな機会を提供するイベントであって、営利目的ではありません。きものの着付けを協賛提供いただくことから始まった前結びきもの学院さんとの関係ですが、2年目からは企画や運営にも深く携わっていただいています。

【松本よね子先生】 和み塾を通して着物を着る喜びと、日本の文化に触れる機会を多く作りたい。その想いで、活動させていただいておりますが、私自身楽しんでおります。着物を着る方が増えるということはとてもありがたいことですし、その活動の中でお出会いさせて頂いた方達もより元気になられることは嬉しいことですね。時代の背景とともに着物を着る方が減少してきた今、着物が必要とされる為には、どうしていくことが良いのかという本質は見失ってはいけないと思っています。その点においても、和み塾から学ばせていただくことは多いですね。

【編集部 山田】 開校6年あまりで毎月700人を越える方が受講される着付け教室というのはすごいですよね。やはり信念や想いといったものが、いろいろなカタチで実を結んでいるのでしょうね。着る機会をつくるといった意味では、既にもの凄い実績をお持ちなわけですね。

【松本よね子先生】 ありがたいことです。きっと“認めて下さっている”ということだと思います。実は教室でも、着物を着て食事や街歩きを行っておりますが、お声をかけて頂いたり、褒めていただいたり、生徒さんはとても満足しております。着物を着慣れない方でも、今までに感じたことのない別の自分を感じて、着物が持つ力にびっくりしています。そして、着る機会が増すごとに日本の文化に関心を持ち始め、日本って素晴らしいという想いを持ち始めるようです。

【編集部 山田】 よね子先生ご自身の様々な体験を通して、また、きものの生活を通して、気付かれたことや思うことなどを読者に伝えていただきたい。それはきっと、きものという世界だけではない要素がたくさんあると思うんです。和文化の歴史や常識などと接する機会が多い中で、大切にするべきモノがあるとすれば、それを少しずつ伝えていただける機会をつくりたい。

【松本よね子先生】 正直私は、着物を好きではなかったんですね。だから、着物文化には興味がありませんでした。あることがきっかけで、自分で着物が着られるようになって180度変わりました。もとは、後ろ結びによる着方でそれを皆さんに何十年という期間お伝えしてきましたが、今の着方に出会い、衝撃と感動を覚えました。
特に、この着方は、着物が楽に着ることができることと、前で帯を結び、自分の目で確認し、後ろに回すだけで出来上がります。今まで、着物は着付けてもらうものと思われていた方も、自分で簡単で苦しくなくきれいに着ることができるようになって、着物を楽しむ場面がとても増え、今まで面倒に思っていたことが普通に出来るようになるから不思議ですね。

着物を着る着方はそれぞれであっても、着物を着ることにより日本、着物、自分に興味を持ち始め所作も身につけたくなります。着物は、私たちの祖先が日本の風土の中から生み出した、機能的で、家族の幸せを願う気持ちが込められた日本の宝物です。
そこに込められた宝物を、和み塾の活動を通し皆さんにお伝えできれば嬉しく思います。
そして、みんなで本当の着物美人になりましょう。

【編集部 山田】 先祖を大切にする儒教の教え、神道は自然やモノへの敬意を、禅の精神が相手を察するおもいやりになったといわれています。複雑に絡み合う、他の国にはない宗教観も日本の特徴。おもいやりもそうですが、侘び寂びもまた、他国の言語に訳すことができない日本人の考え方。美的感覚や、四季に育まれた情緒感、命を含めたはかないものを大切に、そして愛する精神性。郷土や季節の習わしや行事んなども含めて、四年目の今年、具体的にいろいろなものに目を向けて学んでみたいと思います。どうか益々、よろしくお願いいたします。